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手軽に利用できる中国語検定

O社の調査によれば、米国世帯におけるコンピュータ所有率は一九九五年には三一%、それが三年後の一九九八年の一月には四二%にまで上昇しています。 また、この同じ三年間にオンライン世帯の割合は七%から二三%へと急増しています。
一方、リサーチ会社のF社による別の調査では、O社のものよりもさらに急激に米国がデジタル化することを予測しており、九八年度末での米国のコンピュータ普及率は五○%にまで上昇、さらにオンライン世帯数は二九%に上昇するとしています。 こうした米国の状況が米国だけのものにとどまるとは考えられません。
もう一つ重要なことは、社会変化は常に社会の先端的なところ(アーリーアダプターといいます)から始まり、それが時間とともにより広範な部分に拡大されてゆく、ということです。 つまり大きな変化も、最初は一部の人々から始まって、それが大衆へと広まっていく、ということです。

その変化を素早くとらえて、アーリーアダプターを顧客としておくことが、後に市場が拡大した際に、自社を有利な位置におくことにつながってくるのです。 A社やD社の狙いはまさにそこにあります。
たとえば前項のデータでは、コンピュータとインターネットの普及率を、「米国世帯」として切り取っています。 つまり、裕福な世帯から生活保護を受けなければならない世帯までの平均として取り上げているわけです。
しかし、貧富の差の激しい米国では社会構造がはっきりと三角形になっており、三角形の上の方、いわゆるアッパーミドルクラスだけを対象とすれば、すでにコンピュータ普及率は二○○%を超えているのかもしれません。 そして多くのビジネスがターゲットとしてとらえておきたい消費者は、まさに彼らアッパーミドル層です。
それゆえに今、米国の多くのビジネスがいっせいにeビジネスを志向し始めているのです。 またコンピュータは年々使いやすくなり、性能を上げながら、低価格化しています。
去年までは倍のお金を支払わなくては買えなかったコンピュータが、今は半額で、倍の性能を持っているということも、決して珍しくはありません。 ですからユーザーフレンドリー化、低価格化、高性能化が、さらにいっそう普及を加速させることは十分予想できます。
となると、アッパーミドル層以下の人々を対象とする、つまり巨大なマスを市場とするようなビジネスであっても、もううかうかしてはいられないのです。 そしてもう一つ、ここに面白いデータがあります。
米国でコンピュータをもっとも長い時間使っているのは誰かということを、M社が調査したものです。 その結果は実に意外なものでした。
調査の結果、もっとも長い時間コンピュータを使用しているのは五五歳以上の人々であるということが明らかになったのです。 この年代層における一カ月の平均コンピュータ使用時間は三八時間で、全年代層平均のコンピュータ使用時間である二四時間を六○%も上回っていたのです。
ただし注意しなければならないのは、調査の対象となったのがコンピュータを所有している人だけであるということです。 米国人全体の平均値ではありません。
一方、もっともコンピュータに接していると考えられがちな一八〜二四歳の若者は、二三時間が平均とされています。 年代層別にコンピュータ使用時間平均を見ると、四五〜五四歳層が平均三四時間で、老人層に続いて二番目に長い時間コンピュータを使用しています。
また三五〜四四歳においては二八時間、二五〜三四歳は二九時間、一八〜二四歳は二三時間、そして一二一七歳は一一時間で全体平均を五五%も下回る結果となっています。 米国における年代別コンピュータ使用時間これらのいずれの世代も五五歳以上の老人たちにはるかに及ばないのです。

このように、予想に反して、年齢の低下とともにコンピュータ使用時間は減少する傾向にあることがわかりました。 これは何を意味しているのでしょうか。
若い頃は外出する機会も多く、同時にアウトドアのアクティビティもたくさんあるので、コンピュータの前に座っている時間がその分だけ少なくなるのです。 もちろんゲームなどは楽しむものの、エネルギーあふれる彼らにとってバーチャルなコミュニケーションよりも、リアルなコミュニケーションが楽しいのは当たり前です。
ですからコンピュータ接触時間も、必要最低限となるのではないでしょうか。 高齢者の場合、時間はふんだんにあります。
でも、ばりばり仕事をしていた頃と比べると、社会との接点は少なくなってきます。 経済的に困っているわけではないので食べるために働くような必要はほとんどありません。
だからといって、社会との接点を求める気持ちが減少するわけではないのです。 たとえば、カリフォルニアの定年退職者向けコミュニティーのレジャーワールドではコンピュータユーザー・グループが作られており、一九九四年に四○人であった会員は、現在一○○○人を超えるまでに増加しています。
そこで開催されているコンピュータ・トレーニングクラスは二、三ヵ月のウェイティングが出るほどに人気を呼んでいます。 またパソコンメーカーのHB社では、九七年度の同社製品購買者の一四%は五五歳以上であり、前年度の二・七%からさらに飛躍したと発表しています。
全米退職者協会の九七年度調査では、米国人の五○歳から六四歳の三六%はパソコンを所有しているとのことであり、これは九六年度の二七%から急激に増加したことになります。 年配者市場での先駆者は、M社傘下のWTVでしょう。

同社はインターネットにアクセスできるウェブTVボックスを一九九六年から販売していますが,電子メールなどで簡単に家族とコミュニケートできるという点を強調しています。 同社は個人向けの需要だけではなく、今後はリタイアメントハウスや病院など、老人が多いところを選んでボックスを売り込む計画を立てています。
米国では、高齢者が孫と電子メールをやりとりし、誕生日にはオンラインで購入したおもちゃを送るという時代が始まりつつあります。 そして、彼らの背後には熟年化しつつあるベビーブーマーたちが控えていることも注目すべきことです。
彼らが引退し始める頃から、年配パソコンユーザーは爆発的に増加するものと予想されています。 高齢化は米国だけの問題ではありません。
高齢化社会におけるビジネスを考えたとき、今までとは違う種類の老人がそこにいることを認識すべきでしょう。 米国では最近、年配者を対象にしたウェブサイトが急激に増えていますが、S・ドット・コムでも、一九九六年に年配者の特別な関心事に向けてのウェブサイトをオープンしています。
Sの人気は高く、月に二五万人のアクセスが記録されています。 Sはすでに小さな町のようなサービスや機能を持ち始めています。
これまでサイドウォークは米国の大都市においてのみ展開されており、アートやエンターテイメントよりの情報を多く提供するサイトでした。 たとえば映画を見ようとするとき、自分の見たい映画がどの映画館で何時から上映されるのか、といった情報が無料で提供されています。

またその映画に対する評価などを見ることもできます。 ちょうど日本の情報誌『P』のインターネット版のようなものです。
もう一つ、インターネットにおいて起こりつつある面白いことを紹介します。

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